藤井寺の歯科（歯医者）なら、駅徒歩0分、歯周病専門医在籍の 藤井寺駅南口
アールズ歯科・歯周病クリニック

こんにちは、藤井寺市の歯医者、藤井寺駅南口アールズ歯科・歯周病クリニックです。

それまで何も無かったのに妊娠期になって急にお口のトラブルが出てきたと感じる方がいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は妊娠中のお口のトラブルとその対策についての内容です。

妊娠中に生じる問題

歯の脱灰（歯の表面が溶ける）
つわりによって口の中が胃酸にさらされることが多くなり、歯の表面のエナメル質を溶かしてしまうことがあります。
対策として、嘔吐した直後に歯を磨くのを避け、エナメル質のダメージを減らすために、磨くときは柔らかい毛の歯ブラシを使用することをお勧めします。
フッ化物洗口は歯を保護することができるでしょう。アルカリ性の重曹うがいも効果的です。

虫歯
つわりなどでそれまでできていた歯ブラシができなくなってしまうことで虫歯になってしまうことがあります。
理想的にはフッ化物入りの歯磨き剤で1日2回ブラッシングし、甘い食品を制限することにより、虫歯のリスクを減らすことができます。
虫歯のレベルが高い母親の子供は、虫歯になる可能性が高いという報告もあります。

歯周炎
歯周炎は、歯周組織の破壊を起こす炎症であり、男女問わず罹患率が高い病気です。
特に一部の歯周病細菌は女性ホルモンによって活性化し、妊娠によって悪化する傾向があります。
出産を終えると改善してくることもありますが、歯周炎が長期にわたり残っていくこともあります。
また早産や低体重児出産との関係があることも示唆されています。

妊娠性エプーリス
妊娠女性の最大5%に発生する非腫瘍性の限局性病変です。
この病変は、プロゲステロン（女性ホルモン）の増加と局所の刺激、細菌によって引き起こされます。
エプーリスは妊娠初期に最も多くみられ、急速に増殖し、通常は分娩後に縮小、消失します。
通常、ブラッシングや洗口などを行ない経過観察します。妊娠中に外科的に切除しても再発する可能性があります。

口臭
妊娠すると口臭が強くなることがあります。これは女性ホルモンの影響や唾液の減少、ブラッシング不良によるとされています。
分娩後には改善することがほとんどですので、丁寧なブラッシングを心がけていただければ大丈夫です。

当クリニックでは安心して治療を受けていただくために、プライバシーに配慮した個室診療になるよう設計しております。
会話内容を他の患者様に知られたくないという方はぜひ当院へお越しください。